色で世界観を作る|ブランドカラー設定の手順
「なんとなく好きな色」を並べただけでは、世界観はできません。
ブランドカラーは 役割とルールを決めて運用する“設計図” です。
この記事では、
- メインカラー・アクセントカラー・サブカラーの専門的な役割
- どんな順番で色を決めるとブレないか
- 典型的なブランディング事例
- picoture素材の色変更で世界観を統一する具体的な方法
までまとめます。
1. ブランドカラー設計の基本概念
まず、ブランドカラーを決める時に意識したい3つの視点です。
①「意味」:ブランドの性格を色で翻訳する
- 親しみやすい・かわいい → 暖色系(オレンジ、ピンク)
- 信頼・誠実 → 寒色系(ブルー、ネイビー)
- ナチュラル・安心感 → くすみグリーン・ベージュ
- 元気・アクティブ → ビビッドなイエロー・レッド

色は「感情のショートカット」です。
まず 自分のブランドの性格を3語くらいで書き出してから 色を選ぶと迷いにくくなります。
例:
picoture → 「やさしい」「親しみやすい」「クリエイティブ」
この3語が決まると、「くすみ系のグリーン・ベージュ・オレンジ」が合いそう、という仮説が立ちます。
②「構造」:色を役割別に分ける
ブランドカラーは、以下の3つに分けて考えるのが定石です。
- メインカラー(Primary)
- ロゴ・見出し・ボタンなど、ブランドを象徴する色
- 使用比率:全体の 40〜60%
- サブカラー(Secondary)
- 背景・面積の大きいパーツ・図形などを支える色
- メインを引き立てる“土台”
- 使用比率:30〜40%
- アクセントカラー(Accent)
- 強調したい箇所だけに使う差し色
- ボタン、バッジ、「SALE」表示など
- 使用比率:5〜10%程度
役割と使用比率を決めておくと、どんなデザインでもブレない世界観になります。
③「トーン」:明度・彩度をそろえる
同じ青でも、
- ビビッドな青
- くすんだ青
- パステルな青
では印象がまったく違います。
ブランド内の色は「トーン(明度・彩度)」をそろえることが重要です。
- ビビッド系で統一 → 元気・ポップ
- パステル系で統一 → やさしい・やわらかい
- くすみ系で統一 → 大人っぽい・ナチュラル
2. メインカラー・アクセントカラー・サブカラーの決め方
ここからは、実際に色を選んでいく手順です。
Step1:メインカラーを 1〜2 色決める
- ブランドの性格キーワードを3語書き出す
- そのキーワードに合う色を「色相レベル」で決める
- 信頼・誠実 → 青系
- ナチュラル → 緑+ベージュ
- かわいい → ピンク・オレンジ
- トーンを決める(ビビッド/パステル/くすみ)
例:
「やさしい × クリエイティブ」 → くすみグリーンをメインに
Step2:アクセントカラーを 1 色だけ決める
アクセントは メインの“反対側の性格”を少し足すイメージです。
- メイン:落ち着いたグリーン
→ アクセント:少しビビッドなオレンジ - メイン:穏やかなベージュ
→ アクセント:深いネイビー
コントラスト(明度・彩度)をはっきりつけると、
ボタンやバッジがよく目立ちます。
Step3:サブカラーを 2〜3 色選ぶ
サブカラーは「背景や大きい面に使う中立的な色」。
- 白に近いベージュ
- グレー寄りの淡いカラー
- メインカラーの薄いトーン
など。
ここで色を増やしすぎないことが超重要です。
ブランド全体で 最大でも 5色以内 に収めると世界観が崩れません。
3. ブランディング事例(色構成のパターン)
実在の社名は出さずに、「こういうブランド構成」がよくあるよ、という事例を3つ紹介します。
事例A:ナチュラル系ライフスタイルブランド
- メインカラー:くすみグリーン(安心・自然)
- サブカラー:生成りベージュ・ライトグレー
- アクセントカラー:テラコッタ(赤みのあるオレンジ)
印象
- やさしく落ち着いた雰囲気
- 紙・布・木など“自然素材”と相性が良い
- ECサイトやパッケージでも一貫した世界観が出る
事例B:クリエイティブ系Webサービス
- メインカラー:ブルー(信頼性)
- サブカラー:ホワイト・ライトグレー
- アクセントカラー:オレンジ
印象
- しっかりしていながら、親しみやすい
- サイトのボタンやリンクにオレンジを使うことで
「どこを押せばいいか」が直感的に分かる
事例C:かわいいイラスト素材サービス(picoture的なイメージ)
- メインカラー:くすみグリーン
- サブカラー:くすみベージュ・オフホワイト
- アクセントカラー:くすみピンク or コーラル
印象
- やわらかく、敷居が低い
- 「日常的に使えるやさしい素材」を連想させる
- SNS・バナー・ブログ・チラシまで一気通貫で世界観を作りやすい
4. picoture素材の色変更で世界観統一する方法
ここからは picoture の素材サイト前提 の、実務寄りワークフローです。
4-1. まず「ブランドパレット」を数値で決めておく
例として:
- メインカラー:#43B9A7(ミントグリーン)
- サブカラー1:#F7F1E8(くすみベージュ)
- サブカラー2:#E8C2A0(オレンジベージュ)
- アクセントカラー:#EE9F79(コーラル寄りオレンジ)
- ベースカラー:#FFFFFF(白)
のように HEX値で固定 しておきます。
ブログやチラシ、アイキャッチを作るときは
「この5色の中でしか使わない」と決めておくと
どんなデザイナー・どんなツールでも世界観が保てます。
4-2. picotureのリカラー機能で「色だけブランドに揃える」
すでにある素材でも、色を変えれば世界観にフィットさせられます。
- 気に入った素材を選ぶ
- picoture のリカラー機能を開く
- 元の色を ブランドパレットの色に置き換える
- 例えば「青系」をすべて #43B9A7 に統一
- 強調したい部分だけアクセントカラー #EE9F79 に変更
- 保存 → ダウンロード(PNG透過推奨)
これを繰り返すことで、
違うシリーズのイラストでも“同じ世界のキャラ”のように見せることができます。
4-3. 「役割ごとに使う色」を決めておく
さらに精度を上げるなら、
要素ごとに使う色もルール化しておくと便利です。
- ボタン・CTA → アクセントカラー(#EE9F79)
- 見出し文字 → 濃いグリーン or ダークグレー
- 重要なアイコン → メインカラー(#43B9A7)
- 背景・枠 → ベージュ系(#F7F1E8 など)
picoture の素材を制作・配布するときも、
このルールで色を設定しておけば サイト全体が自然と統一された雰囲気になります。
4-4. 「色バリエーション素材」でブランドの幅をつくる
同じイラストを
- ブランド基本色セット
- モノトーン+アクセント
- パステル派生セット
のように 色違いで複数展開しておくと、
- 利用者が自分のブランドカラーに合わせやすくなる
- 記事やLPごとにトーンだけ変えても“元は同じ世界観”に見せられる
→ picotureなら「ブランドカラー変更済みの素材パック」としてまとめても面白いです。
5. まとめ:世界観は「役割 × トーン × 運用ルール」で決まる
- なんとなく好きな色ではなく、
**メイン・サブ・アクセントという“役割”**を決める - ブランドの性格に合わせつつ、
トーン(ビビッド/パステル/くすみ)をそろえる - 色数は最大5色程度。
迷ったら「3色ルール(ベース・メイン・アクセント)」に戻る - picoture素材は リカラー機能でブランドカラーに揃えると
サイト・ブログ・チラシ・SNSまで一気に世界観が統一できる
