アイコン・スタンプを使ったシンプルデザインのコツ
(+素材配布系サイトの選び方も一緒に)
アイコンやスタンプは、配置するだけで「それっぽく」見えやすい反面、ちょっとしたズレでごちゃつきやチープ感も出やすい素材です。
この記事では、初心者でも失敗しにくい シンプル設計のルール と、素材サイト選びの基準を“実務寄り”にまとめます。
1. シンプルデザインでアイコンが効く理由
シンプルデザインは「要素が少ない」ぶん、1つ1つのパーツの影響が大きいです。
そこでアイコンを使うと、
- 情報の理解が早い(視認性が上がる)
- 余白が生きる(寂しさを埋められる)
- テキスト量を減らせる(読みやすい)
という効果が出ます。
逆に言うと、アイコンが増えすぎたり、トーンが揃ってないと一気に崩れます。
2. アイコンの使い所|「装飾」より「役割」を決める
アイコンの役割は大きく4つです。まずはどれに当てるか決めると迷いません。
① 見出しマーク(ラベル化)
- 見出しの左に小さく置く
- 章の雰囲気が一瞬で伝わる
- 例:💡コツ、📌注意、✅チェック
コツ:アイコンは“見出し文字の高さ”に合わせる(大きくしすぎない)
② 箇条書きの先頭(読みやすさUP)
- 文章が続くところにリズムを作る
- チェックマーク、矢印、丸などで統一すると強い
コツ:「アイコン=区切り」と割り切って、装飾しすぎない
③ CTA(行動ボタン)の補助
- 「ダウンロード」「無料」などを視覚で補強
- ボタン横に小さく置くと効果的
コツ:ボタンにはアイコンを1つまで(2つ以上はうるさくなる)
④ ワンポイント装飾(余白の調整)
- どうしても寂しい時の“最後の一手”
- ただし多用すると一気にごちゃつく
ルール:装飾目的は「全体で1〜2個まで」
3. シンプルに見せる鉄板ルール(ここ重要)
ルール①:使うアイコン数は「最大3種類」
例えば「見出し用」「箇条書き用」「装飾用」の3つまで。
それ以上増えると統一感が落ちます。
ルール②:サイズは「大・中・小」の3段階に固定
- 大:メインの象徴(1つだけ)
- 中:見出し横(基本これ)
- 小:箇条書きや補助
サイズを固定すると、同じ素材でも“デザインされた感”が出ます。
ルール③:線の太さを揃える(最優先)
- 太線アイコンと細線アイコンが混ざると違和感が強い
- フラットでも線画でも、「線の存在感」を揃える
判断方法:画像を50%縮小して、線が同じ強さに見えるか
ルール④:余白は「アイコンの幅×1」を基準に取る
アイコン周りに余白がないと窮屈に見えます。
目安として、アイコンの横幅と同じくらいの余白を確保すると安定します。
4. 色合わせ|“3色ルール”で統一感を作る
アイコンが可愛いのに散らかって見える原因の多くは「色」です。
基本は3色で固定
- ベースカラー:背景(白・淡色)
- メインカラー:文字・主要線
- アクセントカラー:強調・ポイント
アイコンもこのルールに合わせます。
やり方(初心者でも安定)
- 文字色と同じ色をアイコンの線色にする
- 強調したい箇所だけアクセントカラーを入れる
- ベースは薄色背景でまとめる
よくある失敗
- アイコンの色がカラフルすぎて、文字より目立つ
- アクセント色を3色以上使ってしまう
対策:アクセントは「1色だけ」。迷ったらブランドカラーを採用。
5. 違うテイストのアイコンの混ぜ方(混ぜるならルール必須)
テイスト違いを混ぜたいケース、ありますよね。
混ぜるなら「どれを揃えるか」を決めれば成立します。
混ぜても成立しやすい“揃えるポイント”5つ
- 線の太さ(最重要)
- 角の丸さ(丸い/角ばってる)
- 影の有無(影あり・なしが混ざると浮く)
- 色数(フルカラーと単色は混ぜにくい)
- 質感(フラット/グラデ/立体)
混ぜ方のおすすめパターン
パターンA:線画×線画(線の太さ統一)
- 別作者でも揃えやすい
- 色は単色〜2色程度が相性良い
パターンB:フラット×フラット(影なし統一)
- 影や立体感が混ざらないのでまとまりやすい
- 背景が淡いと“かわいい”寄りになる
パターンC:主役だけ違う(1つだけ別テイスト)
- 例:主役アイコンだけ立体、他はフラット
- 「主役」としての意味が出るので成立しやすい
やっちゃダメ:全部バラバラに混ぜる(統一の軸がなくなる)
6. レイアウトの型(アイコン・スタンプで崩れない配置)
型①:見出し左+本文右(鉄板)
- 見出しとアイコンが1セットで認識されやすい
- 箇条書きにも展開しやすい
型②:横並び3つ(サービス紹介に強い)
- 「特徴」「メリット」「手順」みたいな並列に強い
- 3つ以上に増やすと詰まるので注意
型③:カード型(SNS投稿向け)
- 背景を薄色、角丸、影なしでシンプルに
- アイコンは左上 or 中央上に固定
7. 仕上げチェック(プロっぽく見える最終確認)
- 画像を縮小しても読める?(スマホ想定)
- アイコンが文字より目立ってない?
- 色数が増えてない?(3色に収まってる?)
- “主役”が1つ決まってる?(視線が散ってない?)
ここを通すだけで完成度が一段上がります。
素材配布系サイトの選び方(重要ポイント)
「どのサイトから素材を取るか」で、作業効率も品質も変わります。
選ぶ基準はこの6つが鉄板です。
1) 利用規約が明確か(商用・加工・再配布)
- 商用OKか
- 加工OKか
- クレジット表記が必要か
- NG用途(ロゴ利用禁止など)があるか
最重要:再配布がNGの素材を、素材サイト運営で配布しないように注意(加工してもNGな場合あり)
2) テイストが揃うか(シリーズ素材があるか)
単発で可愛くても、継続運用だと「統一感」が勝ちます。
同一作者・同一シリーズが多いサイトは強いです。
3) 検索性・タグ・カテゴリが使いやすいか
探す時間が長いサイトは結局使われなくなります。
「カテゴリ→絞り込み→関連」までスムーズかが重要。
4) 形式(PNG/SVG)とサイズが実務向きか
- PNG透過があるか
- SVG対応があるか(リカラーや拡大に強い)
- 解像度が十分か
5) 素材の“癖”が少ないか
- 影が強すぎる
- 線が細すぎる
- 色が派手すぎる
こういう素材は合わせにくいです。
6) 更新頻度と品質の安定性
「新作が増える」「品質が一定」なサイトは、運用が楽になります。
まとめ
アイコン・スタンプを“かわいく”使うコツは、センスより ルールです。
- 役割を決める(装飾より機能)
- 数を絞る(3種類まで)
- トーンと線を揃える(最優先)
- 色は3色ルール(ベース/メイン/アクセント)
- 混ぜるなら揃える軸を決める
